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印刷用紙について

 最近HPのノートPCを買いました。
 普段iMacを使っていますが、同じ写真を表示するとかなり色合いが違います。
一瞬WindowsとMacでは標準の色温度が違う(今も?)ので、そのせいかと思ったのですが、iMacの方はHueyでカラーマッチングをしているのでそんなに色味が違うとは思えない。
だいたい会社のPC(Windows)でそこまで色が違うと思ったこともないので、ノートの方で色調整が必要なのでしょう。
 そこから印刷時の色味の違いが気になりだして、何種類かの用紙を買ってきて印刷のテストをしてみました。





 テストの結果については完全に私の私感です。
 私自身は印刷や写真に対して完全に素人です。

 プリンタはHPのPhotosmart 3310です。
 用紙のメーカはHP、PICTORICO、ILFORDの3社ですべて光沢紙です。
1:PICTORICO PRO ハイグロス フィルム
2:PICTORICO PRO ホワイト フィルム
3:PICTORICO PRO フォトペーパー
4:PICTORICO フォト グロス ペーパー
5:ILFORD ギャラリー SMOOTH GLOSS PAPER
6:HP プレミアム プラス フォト

光沢の強さは 4<5=6<1=2
1と2の紙は、ほとんど樹脂でできてるんじゃないの?というかんじで紙という雰囲気はりません。
裏もつるつるで見た目で判別できないので角の部分が切り取られていてその位置で判別するようになっています。
一度間違って裏に印刷してしまいましたが、インクがはじかれてしまいました。(ティッシュできれいに拭き取れました)

発色について
 白から赤にかけての発色はどれもあまり変わらないようにおもいました。
 緑の部分で印刷直後は結構違うと思いましたが、一週間以上経った今ではあまり違いは感じられません。黄緑の部分が黄色よりに発色する紙と青よりに発色する紙がありました。
黄色よりが、3。青色よりが、5(微妙ですが)
茶色の部分も差がありますので、どうも黄色の発色に差があるようです。 

その他気になったところ。
 紙の端のほうで粒状に印刷されているものがありました。
 2と6の用紙です。ただしこれはプリンタの問題のような気もします。用紙によっては紙に巻き癖がつき、端の方が擦れてしまう場合があったので。
 グラデーションの微妙な部分で6の用紙が他に比べて少し物足りなく感じました。

総合
 1と2の用紙は鏡面光沢というだけあって、まったく紙の凹凸を感じません。印刷の結果もほぼ同じようなもので一番気に入っていますが、普段使うには高価過ぎです。
 3は光沢以外は1・2とほぼ同じです。(高価で普段使えない点も)
 4は好みからいうともう少し光沢が欲しい。他の用紙に比べてエッジが少し甘いような気がしますが、発色はいいです。
 5は発色で1〜4のPICTORICOに比べて少し青色が強く出ますが、普段使うにはなかなか良さそうに思います。また、印刷と直接関係ないですが、唯一箱入りなので買いだめして保管するにも都合がいいです。
 6はプリンタと同じメーカのものなのですが、印刷した場合に粒状感が目立ちました。

ということで普段使いには5の「ILFORD ギャラリー SMOOTH GLOSS PAPER」が最有力、次点で4の「PICTORICO フォト グロス ペーパー」
 気合いを入れて印刷する時(あるの?)は2の「PICTORICO PRO ホワイト フィルム」です。
1の「PICTORICO PRO ハイグロス フィルム」は高価過ぎ。実際買ってから数年使うどころか開封すらしていませんでした。

 ちなみに今現在使っている用紙はPLUSの光沢紙と富士の画彩ですが、PLUSの用紙はグラデーションが完全につぶれてしまっていました。
 画彩の方もグラデーションがつぶれ気味でした。比較しなければ気づかなかったんですが。

by troute | 2008-06-07 22:45 | 写真